歌奏テクニック集

歌や演奏をDAWで録音する基本的な流れと設定

Tags: 録音, DAW, 歌ってみた, 演奏してみた, レコーディング

「歌ってみた」や「演奏してみた」の制作を始める上で、自分の声や楽器の音をパソコンに取り込む「録音」は避けて通れないステップです。録音には、専用のソフトウェアであるDAW(Digital Audio Workstation)を使用するのが一般的です。

ここでは、DAWを使った録音の基本的な流れと、最初の設定について解説します。これからDAWを使い始める方、録音方法が分からない方は、ぜひ参考にしてください。

DAWを使った録音の準備

録音を始める前に、いくつかの準備が必要です。

新しいプロジェクトを作成する

DAWを起動したら、まずは新しいプロジェクトを作成します。これは、録音した音声データや設定などをまとめて保存するための「作業部屋」のようなものです。

音声トラックを追加する

録音するためには、音声を記録するための「トラック」が必要です。

入力レベルを確認する(ゲイン設定)

録音する音が小さすぎたり、大きすぎて音が割れてしまったりしないように、適切な音量で入力されるように調整します。この調整を「ゲイン設定」と呼びます。

録音を実行する

入力レベルの確認ができたら、いよいよ録音です。

録音中にリズムの目安となるメトロノームを鳴らすことも可能です。DAWのメトロノーム機能を活用すると、テンポを安定させて録音することができます。

また、ぶっつけ本番ではなく、何度か練習録音をしてみることをおすすめします。実際に録音して聴き返してみることで、演奏の癖やマイクの距離感などを把握し、より良いテイクを録るための改善点が見つかることがあります。

録音後の確認と簡単な編集

録音した音声は、DAWの画面上に波形として表示されます。

まとめ

DAWを使った録音は、いくつかのステップを経て行われます。機材の準備、新しいプロジェクトの作成、トラックの追加と設定、入力レベルの確認、そして実際の録音と確認です。特に、適切な入力レベルでの録音は、その後の音質に大きく関わるため重要です。

この記事で解説した基本的な流れを参考に、まずは一度ご自身の声や楽器をDAWに録音してみてください。実際に手を動かすことで、理解が深まるでしょう。

録音した音源は、必要に応じて編集やミックスといった次のステップに進めることができます。